騎馬武者ロックフェスのお手伝いをしてきました

9月20日(土)福島県南相馬市で行われた騎馬武者ロックフェス

南相馬の伝統的な野馬追のメイン会場の雲雀ケ原祭場地を会場に行われました。
「震災後、南相馬でフェスを行っていない」「ただいま、おかえり。が聴こえる祭りを作りたい」実行委員の皆さんがそんな想いで開催したのが今回の騎馬武者ロックフェス。


イベント当日は秋空が広がり、たくさんのお客さんが来ていました。

前日の19日から関東でボランティアをしているメンバーが会場設営のお手伝いをしました。
そして当日は、インフォメーション・クロークや駐車場誘導、会場遊軍のお手伝いをしました。


 

駐車場の開門の8時から続々とお客さんは来場し、午前中は市外・県外からの音楽が好きなお客さんが多い印象でした。
今回のイベントは無料ということもあり、お昼を過ぎると、自転車でくる子供やお散歩をしにきたおじいちゃんおばあちゃんや親子連れなどが来て、ステージの盛り上がりとは別にまったりとした雰囲気もありました。

 
(会場には子供が遊べる場所や、騎馬武者ロックフェス・福島・南相馬への想いを書くブースもありました)

そして、今回は音楽のステージだけではなく、最後には花火が打ち上げられました。
この花火は全国から集まった募金で打ち上げました。
「花火は、南相馬を離れた人にも届いてほしい。という気持ちもあるんだよ」と地元の方が教えてくれました。
雲一つない、穏やかな風が吹く空に打ち上げられた花火。みんなで見た花火はすごくすごくきれいでした。
花火のために地元の人たちもたくさん集まっていました。

(子どもたちに手持ち花火もプレゼントもありました♪)

帰りに、お客さんを見送っているとたくさんの方に「ありがとう」声を掛けられました。
「来年はもっといっぱい花火が見たいです」と来年の運営に募金をしてくれた子どももいました。
復興支援で南相馬に出張に来ていたおじさんたちは「地元の人たちと花火が見れて良かった。昼から来たかったなぁ」とおっしゃっていました。

「ただいま、おかえり」だけではなく
「初めまして、またきます」そんな言葉もたくさんあったように思います。
フェスの協賛企業にはたくさんの地元企業の名前があったり、花火には全国の方が募金して打ち上げられたり

震災から3年半のたくさんの人の想いが詰まったフェスだったのではないでしょうか。
今回は10人ほどのメンバーでお手伝いに行きましたが、その他のスタッフはほとんど地元の方たちでした。

みんな明るく、優しく、地元の方たちと一緒に活動をすることができて本当に良かったです。
 

私自身、今回初めて南相馬に行きました。
震災後ニュースで何度も聞いた「南相馬」という地名。
会場になった雲雀ケ原祭場から車で20分程走ると、震災後1年間立ち入りを禁止され、今もなお人が住むことのできない小高地区に入ります。

電車が通らず雑草が広がる線路。
震災後片付けが進まないむき出しの家。
何度もニュースでは見ていたり、人の話は聞いていたけれど「自分の目で見る」ということは、やっぱり感じ方が違うなと改めて思いました。
なかなか行けずにいた地域でしたが、今回ボランティアのみんなと南相馬に行くきっかけをもらえたことに感謝します。


関東からのボランティアの中には、金曜日仕事を終えて車で駆けつけたメンバーもいました!
朝5時に起きて夜も遅くまでボランティアのみなさんお疲れ様でした!

(ボランティアインフォ 田屋)