【もとボラプロジェクト第三期学生レポート 2日目】

もとボラプロジェクト第三期学生レポート2日目は、東京から参加の原田がお届けします。

本日は、女川・石巻方面のAチーム、山元町・亘理町方面のBチーム、七ヶ浜町登米市方面のCチームに分かれて活動しました。

Aチームは大川小学校、石巻日々新聞社を訪れ、東北地方では「自分の要望を言わない」ことが美徳とされるなど、復興に際して考慮すべき地域性などについて学びました。

Bチームは、山元町・亘理町のボランティアセンター等を訪れ、山元町で立ち入り禁止区域が解除されたことでボランティア需要が急増したことなどをうかがいました。

私の同行したCチームは、まず仙台市青葉区の宿泊施設「宿や萩」に設立されたボランティア団体「チーム萩」を訪れ、後日お話を伺わせていただくことになりました。

次に、七ヶ浜災害ボランティアセンターを訪れ、センターのスタッフさんであり、仮設住宅や集会所でマッサージのサービスを行う「からだ復興支援隊『ボディヶ浜』」のリーダーでもいらっしゃる小野寺龍一朗さんにお話をうかがいました。
こちらでは現在月1回サービスを行っており、柔道整復師・整体師・あん摩マッサージ師・鍼灸師の方々が不足していらっしゃるとのことでした。

また、ボランティアセンター自体も、町内から継続的・長期的に活動してリーダーの役割を果たせる方を求めていました。

そこで、ボランティアセンター及び「ボディヶ浜」両方から、掲載依頼をいただくことになりました。

七ヶ浜町災害ボランティアセンターの方々、向かって左が小野寺さんです。

続いて登米市では、登米市災害ボランティアセンターに伺い、センターに登録された13のボランティア団体さんの情報をいただきました。

そして、石巻市の泊浜コミュニティセンターで催されたコンサートを訪れました。
そこでは、支援物資の分配を行われている被災者の方にお話をうかがい、一つの被災地でも家の倒壊状況は様々で、被災者と一くくりにはできないことなど、支援の困難さを学びました。

またコンサート会場では、栗原市の中古車販売店「リバイバルフレンドシップ」でプレハブをボランティア団体さんの活動場所として提供され、ご自身もキリスト教伝道師として教会と共に「Amazing Graceネットワーク」を結成して活動される岸波市夫さんにもお話をうかがい、仮設住宅の訪問や支援物資の片付けを行うボランティアの掲載依頼をいただくことができました。

本日の調査を通じて私は、首都圏で大手メディアの報道に触れているだけの自分が被災地の現状に無知であるかを思い知らされ、活動を始めるや否や、自らのできることに対して限界や疑問を感じることにもなりました。
それでも、自らができる精一杯のことをこれから続けていきたいと思います。

 ・もとボラプロジェクト第三期学生レポート1日目
 ・もっとボランティアを!プロジェクト第一期報告会(第一期の活動報告です)