赤ちゃんとママを支援する。ピースジャムさんに訪問してきました!
ピースジャムは震災後、「赤ちゃんとママを支援する」という目的で設立された団体です。
現在は、気仙沼市落合に工房を建て活動を続けています。
今回は完成された工房にお伺いしてきました!
2014年3月末に私が初めて訪問した時は、まだ工房は建設途中でした。
それから約8か月。工房は完成し、そしてお母さんたちが働いていました!
ピースジャムでは雇用支援事業として、子育てをしながら働ける環境づくりを行っています。商品製造と販売事業の売り上げの一部を働くママさん方の収入にあて雇用の場を創出できるような事業展開をしています。工房には、商品を製造できる設備も整っています。
『子育てをしながら働ける環境づくり』と一言で言っても様々なカタチがあると思いますが、ピースジャムでは、お母さんたちが働く工房に未就学児など子どもたちも来て、みんなで子どもを見守りながら働ける環境があります。
(気仙沼地域は昔から共働き世帯が多く、子どもと接する時間が極端に少ない場所なのだそうです)
工房は雇用の場としてだけではなく、イベントなどを開ける場所にもなっており
これまでに、キッズアート、ベビーサロン、お母さん向けヨガ教室などが開催されています。
「この場所ができて、お母さんたちの意識も変化してきたんです」
そう話すのは代表の佐藤さん。
場所ができたことにより、いままであった課題や悩みを共有できる場所となり、さらに解消できるように考え行動に移せるようになっているようです。
ここで働くお母さんだけではなく、イベントを通して人と人が繋がる場所にもなっています。
「子どもを中心に、この地域・気仙沼が元気になるといいな。と思って活動しています」とお話ししてくださいました。
工房ができたことでもう一つ大きなメリットが生まれました。それは商品に製造場所を明記できること。
製造場所を明記できることにより、企業などとの取引も一歩踏み込んでできるようになってきたそうです。11月末から気仙沼のスーパー、クリエみうらさんでピースジャムのジャムが常時取り扱われることになりました!
ピースジャムの商品はこちらから→
http://peacejam.shop2.makeshop.jp/shopbrand/002/O/
(ここで、ピースジャムのジャムが作られています!)
代表の佐藤さんのお話を聞いて、 『子育て』といっても『お母さん対子ども』の問題ではなく、子育てには家族そして地域も関わっているのだということに気づかされました。
「悩みも考え方によっては、楽しくなることだってたくさんあると思いませんか?」
佐藤さんのポジティブな言葉と、お母さんたちの意見をしっかりと受け止め実現してく行動力に優しさと力強さを感じました。
前回の訪問ブログで紹介した気仙沼あそびーばーの会さんなど気仙沼で活動している人たちで「気仙沼子育て協議会」を結成し定期的に情報交換もしているそうです。
工房の外は自然豊かで敷地も広く、来年度には公園付カフェも建設される予定です♪
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