支援団体と浜の連携〜袖浜漁業復興に向けて〜

先日ブログでご紹介(リンク)した、ユナイテッドアースさんのボランティアツアープロジェクト。南三陸町の住民の方々が主体となって、南三陸の魅力を伝えボランティアにも参加できるツアーですが、新たに進展がありました。

 
(南三陸町志津川の袖浜の漁師、菅原さん)

ボランティアインフォに連絡を頂いた袖浜地区の漁師、菅原さんとお繋ぎし、今後、袖浜とユナイテッドアースさんが協力しあって漁業支援のボランティアプログラムや、交流人口を増やすことを目的としたプログラムを作る話し合いを行いました。

そこで、袖浜の漁師さんをユナイテッドアースの北子さんと改めて訪問してきました。

袖浜地区漁師の菅原さんは震災前、志津川で長年民宿業「あっつ前」を営んできましたが、震災と津波により家屋や民宿など全てが流されてしまいました。
民宿の再建は途方もなく困難な状況の中、あっつ前を支えたのはそれまで宿泊したお客さんやボランティアさんの支援だったそうです。

震災後は菅原さんも本格的に漁業に従事するようになり、その様子はブログやツイッターを通じて丁寧に情報発信されています。

あっつ前HP/ブログ【あっつ my life】

今回のユナイテッドアースさんと菅原さんのコラボレーションは、単なる人足としてのボランティアということにとどまらず、その先の浜と外部の人々の交流人口を増やすきかっけを作れるプログラムになる可能性を持っていると感じました。

長年民宿業を営んできた菅原さんにとって、観光はとても興味のある分野とのこと。しかし、袖浜は年間通して海の仕事があり、観光を単体で考える余裕はありません。

 
【ユナイテッドアース北子さん】

一方、ユナイテッドアースの北子さんは、「被災地にお金と人が来るきかっけとしてボランティア活動を企画していきたい」話し、これまでも被災地に産業を残していくことをモットーに支援活動を継続してきました。

それぞれの良い要素がうまく組み合わさることで、新しいボランティアプログラムが生まれる予感を感じました。

 

現在は3月からはワカメの出荷作業があり、まずはその時期から一緒にプログラムを作っていくことで話を進めています。

 
志津川の海にはたくさんの船が出ていました】

プログラムの募集情報が公開になりましたらまたお知らせします!

(ボランティアインフォ:大藤)