沿岸部の道に明かりを灯す〜岩手で活動する「パワーアップ支援室」〜

昨日は岩手遠征第二弾でした。

私が忘れ物をしたばっかりに(よくある)、出発時間が遅れ(ごめんなさい)てしまいましたが、2つの団体さんのお話しを伺うことができました。

午前は「特定非営利活動法人パワーアップ支援室」の本舘(もとだて)さんを訪問。
盛岡でコンサル関係のお仕事をされていますが、震災前から立ち上げていたNPOのメンバーで震災後の3月23日からボランティア活動をしています。

沿岸部の道路は、未だ陥没や隆起があり悪路であるうえ、街灯が無いため大変危険なんだそうです。そこで本舘さんが設置したのは、比較的安価で購入できるガーデニングライト。ソーラーで点灯するため、持ち運びにも便利とのこと。



海からの風を遮るものが、津波によって無くなってしまった沿岸部は風が強く、せっかく設置したライトも何度も飛ばされ、また盗まれ、試行錯誤。

それでも真っ暗闇に明かりが灯るというのは、かつてそこに住んでいた住民にとっては、うれしいに違いないと思います。
ライト購入の資金は助成金に頼っていますが、なかなか申請が下りず厳しい状況だそう。それでも活動を続けていきたいという本舘さん。

「今生きている以上、復興に関わっていくことは義務だと思っている。復興を見届けることが、人生の目標になってる。毎日毎日が未知の世界で、手さぐりだけどね」

ボランティア募集に関しては、一人一人とのご縁を大切にしながら、少人数で活動しているとのことでした。


帰りがけ、代表の北村が「岩手の人って、なんかみんなあったかいよね」と言った一言が、忘れられません。
ほんとに、岩手の人ってあったかくて、優しいです。
本舘さんもそんな人でした。

午後に訪問した「SAVE岩手」さんについてはまた次回!
パワーアップ支援室のボランティア募集情報はこちら!

(ボランティアインフォ・大藤)