手のひらに太陽の家〜福島の子どもを守ろう〜

宮城県登米市に7月にオープンした「手のひらに太陽の家」でボランティア募集中とのことでお話しを伺ってきました。



「手のひらに太陽の家は東日本大震災で被災した子どもたちを支援するための復興共生住宅です。
地元材と自然エネルギーを活用した循環型の住宅として、復興のモデルとなることを目指しています。
平成24年7月に宮城県登米市に完成しました。現在福島県の親子の保養滞在を中心に受け入れています。(HPより:http://taiyounoie.org/

木のぬくもりが満ちた室内には小さなお子さんを抱っこしたお母さんが、子ども達のおもちゃを選んでいました。
床の木材もすべすべと足裏に気持ち良く、子ども達も安心して過ごせそうな居心地の良さです。



スタッフの一人である佐藤裕子(NPO法人本の森バイオマスネットワーク)さんにお話しを伺いました。
ここを利用するのは福島に残っている家族だそう。
残っているという表現が適切ではないかもしれません。しかし県外へ家族単位で避難する方は多く、福島の人口は震災前と比べて10万人近く減少傾向にあります。
その中で、学校やお仕事の都合、住む場所への愛着などから福島に残って生活する家族もいます。
とはいえ、小さな子どもを抱えたお母さん達にとっては、日々見えない不安と過ごす毎日でしょう。手のひらに太陽の家は、常時、保養を目的として福島からの家族を受け入れるために作られました。
今年の夏休みは全国の青少年施設や、自然体験プログラムが、保養を目的としてアレンジされ、福島の子ども達を受け入れてきましたが、ここは長期休みに関わらず、毎週末でも福島から車で2時間で利用できるというところが利点です。

東西に伸びる住居棟には8畳(ユニットバス、収納付)の個室が合計8部屋、鳥の翼のように配置され、中央の共用棟にはリビング、キッチンがあり、2階部分は広間になっています。
事務室にはスタッフが常駐し、入居者のサポートを行っています。

週末や連休は受け入れる家族が多くなることから、ボランティアで太陽の家運営に関わってくれる方を募集中とのこと。
数名のスタッフで利用者の食事用意や、受け入れ業務を行っているため、利用者が多くなる夏休みはボランティアスタッフが子ども達の遊び相手になりとても助かったそうです。


(スタッフの皆さんと利用者さん)

また音楽演奏やイベントを企画して太陽の家で開催して下さる方も募集中です。
こちらは当日になってみないと利用者数が分からないそうですが、連休や週末などが特に多いそうです。

私も子どもが好きなので、週末を利用してボランティアに行ってみようかな〜と思います。家事をしたりお世話好きな方に向いているかもしれませんね。

【福島の子どもを守る共生住宅】一緒に過ごすボランティア募集!
http://shinsai.yahoo.co.jp/volunteer_db/detail/tasukeai_japan/4588.html

(ボランティアインフォ・大藤)