【311イベント】カラダとココロのケアを続けるドルフィンドリームさん出展決定!

本日は、マッサージなどによるココロとカラダのケアを続けている団体「杜の都チームドルフィンドリーム」さんを訪問してきました。「被災地を癒しでいっぱいにしよう!プロジェクト」と題して、集会所などでマッサージなどを行っています。



活動場所の一つ、あすと長町の集会所に一歩踏み入ると、穏やかな空気が流れていました。
ヒーリング系の音楽がゆったりとかかり、6台の施術用ベットはマッサージを気持ちよさそうにうける方々で満員、アーモンドオイルを使ったマッサージを施すのは30代の全員女性のスタッフです。

チームドルフィンドリームが展開する支援は、被災地でのマッサージですがその内容は細部まで気を配ったきめ細やかなケアです。
施術を受ける方一人一人にカルテを作り、誰がういつどんな施術をして、どんな情報を得たのか記録し、手で触れながら身体と心をほぐしていきます。

「みなさん驚くほど、自覚症状が無いんです。自分の身体への興味が薄れているのを感じます。」
「これまでいろんなことを我慢してきたんだと思います。なかなかつらい事を表に出さないんですね」
と、話すのはスタッフの一人高橋さん。七ヶ浜のご出身だそうで、地元の言葉で利用者さんに暖かな声をかけながら施術をしていました。

一人につき30分の施術で、時間をかけて症状を見極め、必要ならば医療機関や専門知識を持った方にお繋ぎするそうです。
ベットでマッサージを受ける方々は本当に気持ちよさそうで、施術後の表情もやわらかい印象を受けました。

またドルフィンドリームが展開するのはマッサージだけではありません。
実はスタッフの方の多くは被災者の方々です。
女性の手に職資格プロジェクトとして、施術技術をトレーニングするレッスンも行っているのです。

希望する方々は被災状況によってレッスン代の助成を受けることが出来、就職を目指した高いレベルでの技術を身につけることができます。

「女性がもっとパワーを発揮して、社会参加し自立してくきっかけがこの震災で巡ってきたと思います。環境や周りのしくみを理由にあきらめるのではなく、自分の手に職をもち、熱意をもってチャレンジすれば必ず道は開けると思います。今レッスンに通ってくれてる生徒さんはそういう覚悟がある方が多いんです。」

と話すのはドルフィンドリームを主催する天野龍先生です。
自らの手で、道を切り開いてきたというたくましさと、人を癒す優しさが溢れた素敵な方でした。

3月11日のイベントでは、被災地で続けてきたマッサージを出展して頂くことになりました。ワンコインでのマッサージ、女性たちの就労を支える一歩となります。みなさん癒されてくださいね。



1万のつながりを 〜311から未来へ〜

(ボランティアインフォ・大藤)