AIR JAM 2016を終えて
昨年末に福岡でAIR JAM 2016が開催され、東北で開催されたAIR JAM 2012に続いてボランティアコーディネートを担当させていただき、NPOブースの出展管理も実施させていただきました。
思えば2012年の東北でのAIR JAMでボランティアコーディネートを初めて実施させていただき、当時は右も左もわからない状態なのにやりますと豪語し(半分言わされたような状況でしたがw)、準備含めてまぁ大変だったけど、多くのボランティアさんに助けられてなんとかなりました。
AIR JAM 2012がきっかけで、災害支援活動に加えてボランティアコーディネートを本格的に実施するようになり、2012年からの4年でずいぶんできることも増え、参加いただけるボランティアの数も年間2000人を超えるようになりました。
今はスタッフとしてボランティアインフォで働いてくれている田屋ともAIR JAM 2012がきっかけで出会ったり、2013年には東北ジャムを開催して石巻や女川でもたくさんの仲間ができたりと、あの時「やります」と言って良かったなと思うようなことがたくさんあり、そして今でも続いています。
そんなボランティアインフォにとっても、自分個人にとっても、とても思い入れの強いAIR JAMで今回は何ができるのだろうか?とお話をいただいた時からずっと考えていました。
そしてボランティア募集が始まり、あっという間に100人を超える応募があり、やっぱりAIR JAMのパワーは、ハイスタのパワーはすごいなと実感すると同時に、今回のボランティアコーディネートへのプレッシャーが出てきました。
当時のドキュメンタリーとか見返したり、AIR JAM 2012のDVD見たりして、いろいろ考えましたが、至った結論としては「任せる」と「信じる」ということでした。
集まった100人を超えるボランティアさんを信じて任せる。
さらにリーダーに手をあげてくれた10人には自分たちで自発的に動いてもらうようにお願いをして、大部分をお任せしました。
無茶ぶりにも関わらず、みんなで相談しながら壁に立ち向かっていく姿を見て心強く思い、そしてとても嬉しく思いました。
ボランティアという言葉はいろんな意味で解釈され、いろいろな意味を持っていますが、「自発性」がもっとも大切だと思っていて、自分の経験からも、ボランティア活動は自発的に動いた結果、楽しいことがあったり、素敵な人との出会いがあったり、成長できたりするものだと思っています。
そんな楽しくて、素敵な出会いがあって、成長できるような場作りをするのがボランティアコーディネーターの仕事だと思って今回のAIR JAM 2016にも臨みました。
特にAIR JAMは強い想いを持ったボランティアさんが多く参加してくれるので、点と点を繋いでいくことですごく大きなエネルギーに変えていく。
そしてそのエネルギーを良き方向に持っていくことに注力したコーディネートでした。
当日もみんなの活動をウロウロ歩き回って見てましたが、チーム単位での自発的な行動と1人1人の個性がしっかりと噛み合って、そしてリーダーがしっかりとそれを束ねてくれていて、安心して見てることができました。
↑ボランティアの方が書いてくれました!
写真で振り返ってもみんなすごくいい笑顔で、あんな寒い中での活動だったのに楽しんでもらえたんだなと。
ボランティア活動の詳細はこちらのブログをご覧ください。
結果的に2012年に続いて、AIR JAM 2016でも参加してくれたボランティアの皆さんにたくさん支えていただき、無事にAIR JAM 2016のボランティアワークを終えることができました。
本当にありがとうございました!
2012年からの繋がりで東北や関東からはるばる福岡まで来てくれた方も多くいて、今まで繋がりに加えて、今回の九州をメインとしたボランティアの輪も、今後もっともっと繋がっていくことを思うととても楽しみです。
そして今回は福岡で開催ということで、熊本からの参加者も多くいました。
4月に地震があり、まだまだ復興まで時間がかかる熊本へも、ボランティアの繋がりで参加してくれる人が増えていくと嬉しく思います。
そんなことを最後にボランティアさんの前でお話しようかと思っていたら、熊本出身の白石くんが涙ながらに伝えてくれました。
いつもは人前で話すようなことはすごく嫌がる白石くん。この時もためらいがあり、緊張していて言葉もなかなか出てきませんでしたが、想いのこもった彼の言葉は同じ熊本の方にも、遠くからきたボランティアさんにも届いたと思います。
白石くん、ありがとう!
彼の想いはボランティアストーリーでご覧ください。
「2つの震災を通して、地元の大切さに気付きました。」
http://story.volunteerinfo.jp/story030/
NPOブースでは11のNPOなど復興支援団体が出展をしてくれました。
この繋がりも2012年のAIR JAM以降にできた大切な繋がりです。
ここの出展管理をお任せした木村くんとの出会いも東北ジャムのボランティアでした。
東北ジャムボランティアのあとアースガーデンに就職して、この業界の人となったんですが、今回のAIR JAMで木村くんと一緒に仕事ができたことも嬉しいことの1つでした。
AIR JAM前にハイスタが16年ぶりにNEWシングルを出したタイトル通り、自分にとって今回のAIR JAM 2016は「Another starting line」となることができました。
今までの繋がりや積み上げてきたことを再確認することができ、そして新しい出会いと新しくできるようになったこと。
いつでもハイスタの3人はじめ、周りのたくさんの人に本当にいろんなものをもらいながら、僕たちは進んでいくんだなと思えたAIR JAM 2016でした。
↑ボランティアさんに書いてもらった寄せ書き(終了後ですがハイスタ難波さんに渡しました)
2012年も終わったあとブログを書こうと思ってましたが、必死すぎて全然覚えてなかったので書けず仕舞いでした。
今回はボランティア打ち上げまで無事終わったこのタイミングで、しっかりと振り返りをして文章として残しておこうと思います。
STAY GOLD!
ボランティアインフォ 北村