平成28年熊本地震から半年、南阿蘇の慰霊祭のお手伝いをしてきました

10月16日(日)で熊本地震発生から半年が経過しました。

ボランティアインフォではボランティア募集情報の収集と発信を中心に様々な支援を現在も行なっております(詳細はこちらのページをご確認ください)。

ボランティアビレッジの運営協力などで連携しているチーム熊本が実行委員に参加している南阿蘇の慰霊祭が10月16日(日)に開催されるとのことで、お手伝いを実施してきました。

f:id:volunteerinfo:20170518174825j:plain

慰霊祭では被害が大きかった東海大学の南阿蘇キャンパスの大学生が半年ぶりに南阿蘇に1日だけ帰り、下宿先の大家さんと再会をする場となりました。

「久しぶり!」という友達との再会の声や、大家さんのご飯を半年ぶりに食べた学生のほっこりした笑顔が印象的でした。

笑顔があったと同時に、まだまだ南阿蘇は半年前の被害がそのまま残っており、それを目の当たりにした学生の悲しそうな顔や、まだまだ戻れそうにないという会話も聞かれ、この地域の復旧の遅れを感じました。

f:id:volunteerinfo:20170518174929j:plain

 

日が落ちて、みずあかりの竹灯篭やLove For Nipponのキャンドルに火が灯り、ゆっくりとした時間が流れました。

f:id:volunteerinfo:20170518175023j:plain

f:id:volunteerinfo:20170518175354j:plain

 

ボランティア募集情報だけを見ていると、徐々にボランティア募集が登録制になってきていたりなど、熊本での支援のフェーズはずいぶんと変わってきていることを感じますが、実際現地に足を運んでみると様々な状況が見えてたり、いろいろな声が聞こえてきます。

各地で仮設住宅がようやく完成し、仮設での新しいコミュニティ形成に取り組む団体も出てきている中で、今回の南阿蘇のように、まだまだインフラの復旧すらしていない地域もあり、支援の偏りも大きく感じます。
 

ボランティアインフォとしては今後もボランティア情報の収集と発信を中心に熊本支援を継続していく予定をしていますが、東日本大震災での経験を活かしてプラスアルファの部分にも取り組んでいければと思います。

ボランティアインフォ 北村