『一般社団法人 ピースボートセンターいしのまき』さんに伺ってきました!

ピースボートセンターいしのまき」さんは一般社団法人 ピースボート災害ボランティアセンターが運営する東北での災害支援拠点です。

震災直後は炊き出しや避難所サポートなどの緊急支援を行っていましたが、その後は復興のフェーズに合わせて仮設入居者支援、漁業・浜支援、まちづくりプロジェクトなどを行ってきました。

そんなピースボートさんですが2016年4月からは、災害支援をテーマとするピースボート災害ボランティアセンターは石巻での活動を一旦終了し、地元に根ざして地域課題に取り組む新団体、一般社団法人 ピースボートセンターいしのまき」を設立することになりました。
新しいHPはこちらです!
http://pbi.or.jp/

一般社団法人ピースボートセンターいしのまきさんでは今後こちらの二つに取り組んでいきます。

7日間からできる漁村留学 「イマ、ココ プロジェクト」
http://imacoco.pbv.or.jp/

牡蠣のオーナー制度 「カキの環」
http://pbi.or.jp/kakinowa/

今回は4月からも続く、イマ、ココ プロジェクト。の活動を見学させていただきました。

イマ、ココプロジェクトについて(サイトから引用)----------------------------

今なお多くの人手と知恵を必要としている被災地・石巻の漁村地域。基幹産業でもある漁業の復興と漁師の生活再建を後押しする「イマ、ココプロジェクト。」

このプロジェクトでは、「お手伝いとしての労働力」を提供する参加者と「現地での寝場所と食事(食材)」を提供する漁師とをプロジェクト事務局がマッチング。今までになかった滞在型だからこそ、「かけがえのない交流と体験」を双方にもたらす新しい「ボランティア」のカタチです。

「イマ、ココ プロジェクト。」の仕組み
「人手があれば効率良く仕事が出来るのに」「多くの人に現状を知ってもらいたい」「もっと他地域の人と交流したい」という受け入れ先の願いと、「田舎暮らしを体験してみたい」「震災から3年近くが経とうとしている今、被災地の現状から何か学びたい」「今からでも、自分にできることがあるのかな」なんていうあなたの想いを事務局がマッチング。「ヒトツナギ」

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石巻にはいくつかの浜がありますが、今回は荻浜、狐崎浜の漁師さんのところへ行きました。
この日は東京から大学生の女の子たちが参加していました。



このプロジェクトが始まって約3年、これまでに1200名もの方が参加されているそうです。
ボランティア活動終了後に振り返りをしっかりと行ったり、リピーター向けの活動プログラムを作ったり、ボランティアの声にもしっかりと耳を傾けています。

担当の山元さんは「ただ単に手伝ってもらう。というだけでなく現地の人たちのイマを見てもらいたい。地元の漁師さんの中には、外から来てくれる人たちと何ができるだろう、と考えている人も増えてきました」とおっしゃっていました。

ボランティアのリピーターさんも多く、イマココプロジェクトを通して石巻に住み始めた方や結婚された方、石巻の漁師さんのために東京や大阪でも何かできないかと仕事や学業に繋げていく方もいます。

〝現地に行って活動をし終わり″ではなくここでの体験や経験が〝きっかけ″になってそれぞれの活動や生活、気持ちに繋がっていくのだと感じました。

これからの活動にも注目していきたいと思います。

ピースボートセンターいしのまきに関わるボランティアインフォの記事
ボランティアストーリー
「ボランティアに行ってできることが増えていく、それが嬉しいんです。」
http://story.volunteerinfo.jp/story009/

(ボランティアインフォ 田屋)