【ボランティア教育】多賀城高校生企画のイベントを開催しました!
こんにちは!
ボランティアインフォのばばです。
今年度、宮城県多賀城高校で実施してきた「ボランティア教育プログラム」。
その集大成として、高校生自ら企画したイベント『家族で防災!わくわくサバメシ体験』を
3/20(日)多賀城市内で開催しました。
このイベントは、高校生が自分たちの感じていた「子どもの遊び場や地域の人々の交流の場が少ないのではないか」といった課題に着目し、その課題解決を目指して企画をスタートさせました。
実は、昨年末にも1回企画しましたが、企画内容や集客・広報方法に課題があり、あまり上手くいかなった経緯があります。
しかし、彼らはそこで立ち止まらず、今回をリベンジ・再チャレンジの機会と捉え、この1ヶ月半、改めて企画を練ってきました。
【※ TVC~Tagajo Volunteer Club~】 (高校生の活動報告ブログ)
『家族で防災!わくわくサバメシ体験』では、「サバメシ体験」「防災○×クイズ」「防災グッズ展示・体験」の3つのプログラムを来場者の方々へご提供しました。
★サバメシ体験
災害発生時を想定して、限られた食材だけで料理(サバイバルめし)を作りました。
今回のメニューは、宮城県の郷土料理の一つでもある「はっと汁」。
「はっと」は、小麦粉と水だけで作ることができ、炭水化物なので貴重なエネルギー源になります。
味付けは限られた材料の中から、家族それぞれに考えてもらいました(例:カレー風味)。
また、「はっと汁」に加え、高校生が作った「乾パンピザ」も試食してもらいました。
「乾パンピザ」は、非常食の定番「乾パン」を如何に美味しく食べるか、高校生なりに試行錯誤したレシピです。
体験にあたっては、多賀城駅北口そばに店を構える「コトリコーヒー」の庄司ご夫妻に、『特別協力』として高校生へのレシピ・調理アドバイスや当日の体験サポート等、多大なご協力をいただきました。
★防災○×クイズ
「発災前」「発災中」「発災後」「多賀城市の取り組み」の4つのテーマごとにブースをつくり、参加者の家族にクイズラリー形式で出題しました。
クイズの問題は高校生自ら考え、問題用紙・回答シートも全て高校生の力作です。
また、家に帰ってからも復習できるように、回答シートには何故その回答なのか、解説も記載されています。
★防災グッズ展示・体験
震災より5年経ちましたが、防災グッズを見たり触れたりすることを通して、
改めて防災グッズや「防災」について関心を持ってもらうためのコーナーです。
今回、4つの企業様にご協力いただき、10種類の防災グッズを展示しました。
子どもを中心に実際に体験してもらったり、高校生がグッズ内容について紹介しました。
また、東北大学の大学院生が中心となって開発した「減災アクション!カードゲーム」の体験会も行いました。大学院生の方より、参加者の方にゲーム紹介やルール説明を行っていただき、実際にゲーム体験をしてもらいました。
今回のイベント全体では、21家族58名の方にご来場いただきました。
ありがとうございました。
一日を通して、サバメシ体験にて家族で笑顔で料理している姿や、グッズを楽しそうに体験している子どもの姿が印象的でした。
今回のイベントは、「子どもが楽しく遊べる機会を作りたい」という高校生の想いから始まりましたが、その想いを叶えることを通して、高校生の自信にもつながったのではないかと思っています。
ところで、今回のイベントでは、企画した高校生が友達や学校・ボランティア同好会等に呼びかけ、4つの高校から計25名の高校生ボランティアが運営サポートとして参加してくれました。
また、高校生のサポートとして、七ヶ浜から「SEVEN BEACH FESTIVAL 実行委員会」共同委員長の久保田さん、渡辺さんも応援に駆けつけてくれました。
ボランティアの活動内容としては、会場の設営・撤収や3つのプログラム運営、受付、会場の案内誘導を行いました。
一日の活動で長かったと思います。また、ご来場のお客様と接する部分も多かったと思います。
しかし、最初は緊張していたようでしたが、最後には自分で積極的にお客様に話しかけたり、笑顔でグッズを紹介している姿が印象に残っています。
お客様だけでなくボランティアの方々も楽しく活動いただけて良かったです。
ボランティアの皆さん、スタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした!
最後に、今回のイベントにご参加いただいたご家族の皆様、イベント企画・運営にあたって多大なご協力をいただいた皆様、そして運営をサポートしてくださったボランティア・スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
(ボランティアインフォ ばば)