国連防災世界会議パブリック・フォーラム「市民協働と防災」テーマ館でボランティアコーディネートをしてきました。

 

3月14日(土)~18日(水)まで仙台市をメイン会場とし行われた第3回国連防災世界会議

防災世界会議は世界中の人が仙台に集まり会議するだけでなく、市民が参加できるプログラムがたくさん用意されていました。

その中で今回ボランティアインフォでは、仙台の中心部にある仙台市市民活動サポートセンターで14日~17日まで行われたパブリック・フォーラム「市民協働と防災」テーマ館のボランティアコーディネートを行ってきました。




「市民協働と防災」テーマ館では展示、市民防災世界会議の会場になったほかに33のプログラムが用意されていました。
その内容は、市民協働と防災、そして復興をテーマに子どもに関するものや、動物、食料備蓄、地域の防災など、より私たちの生活の身近なテーマが盛り込まれ4日間で3,000人以上の方が来館されました。

ボランティアさんには、開催期間中だけでなく事前ボランティアとして仙台市内にフォーラムのポースターを貼りに行くなど60人以上の方が関わりました。

当日は、会場内の案内、誘導、メッセージボードの活動をしていただきました。

 

会場は「市民が参加できる場所」と言いながらも、さすが防災世界会議!日本人だけでなく外国人の方もたくさん来館されました。

ほとんどのボランティアさんたちは英語が話せるわけではありませんでしたが、身振り手振りでコミュニケーションをとりボードにメッセージを書いてもらうなど、楽しみながら一生懸命活動をしてくれました。




今回参加したボランティアさんは高校生から60歳代まで様々な方がいました。

 

1日のみ活動の方もいましたが、事前準備から何日も活動してくれた方もいました。
数日あるからこそ、毎日メンバーが少しずつ変わりそのたびにボランティア同士コミュニケーションを取りながら、そして毎日工夫しながら活動をしていました。

最初は真っ新だったメッセージボード。
最終日には、たくさんの市民の言葉と笑顔で埋め尽くされました。


 

「ボランティアの皆さんが集めてくれた市民の言葉、それを私たちが受け止め今後の活動に必ず活かしていきます。」
最終日、会場となった仙台市市民活動サポートセンターのセンター長さんが言った言葉がとても印象的でした。




集めたメッセージは市民宣言として世界会議でも発表されました。

そして今回このテーマ館を担当し、地域から発信できることはたくさんある。
世界や国で決まったことも実際に生活し活動し自分たちの環境をつくっていくのは紛れもない自分たち自身なのだと感じました。

ボランティアに参加した方には、ボランティア初心者の方も多くいました。
最終日にボランティアさんたちと「楽しかった」という言葉で終わることができたのが本当にうれしかったです。

 

ボランティアの活動は決して派手なものではないけれど、「何をするか」だけでなく「出会った人たちとどう工夫しながらやっていくか」ということの重要性を改めて感じることができました。

身近な人たちが笑顔でなければ、世界の人たちの笑顔はありません。
草の根的な活動も、きっと世界や未来に繋がっていると信じて。
活動できる場所、いい環境をこれからもつくっていきたいと思います。


  

今回参加してくれたボランティアの皆さんありがとうございました!
また必ずどこかでお会いしましょう!

(ボランティアインフォ 田屋)