STAND UP SUMMIT 2017の復興セッションでファシリテーションしてきました

昨年からお声がけいただいているSTAND UP SUMMITに今年も参加してきました。

 

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震災からの復興やこれからの日本について一緒に学び、考えるこの場に、東北と関東からたくさんの学生が集まってくれました。

ボランティアインフォブースは「ボランティア」と「まちづくり」をテーマに掲げ、ボランティアとは?という話から、災害ボランティア、東日本大震災後の東北でのまちづくりについてお話させていただきました。

 

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こちらからの話だけではなく、「みんなにとってボランティアは?」といった投げかけや、「巨大防潮堤に賛成?反対?」など考える時間を設け、学生の意見を吸い上げる時間をつくり、セッションを進めました。

東北の学生は自分が住む街のことを好きだけど、満足はしていない、もっとこうなったらいいのに!という意見を明確にもっているけど、そのエネルギーを行動にうつせていない感じでした。

今回のセッションでは考えるだけではなく、考えたアイデアをしっかりアクションまで繋げようと何度も話をしました。どうやったら行動にうつせるかまでを話す時間がなかったので残念ですが、彼らならきっと自分で考えそして行動してくれると信じています!

 

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一方東京の学生は東北の学生よりも社会課題として捉えている内容が分散している印象があり、かつ課題と考えていることも東北の学生よりは大きいものではない印象がありました。

でも課題と感じていることにいろいろな解決策のアイデアを出してくれて、東北の学生が感じる課題に対してもアイデアを出してくれました。

 

短い時間の中でのセッションで内容を盛り込みすぎたなという反省は昨年同様にありましたが、伝えたいことは伝わったのかなと思っています。

中学生や高校生の好奇心旺盛な時間を、少しでも自分の住む街に向け、そして自発的に行動をして欲しいなと思います。

その結果が成功でも失敗でも、学校ではなかなか得ることができない学びがきっとあるはずです。

この夏に彼らがボランティア活動を通じて、多くの学びを得てくれれば、このセッションは大成功です。

 

自分自身、このセッションの準備をしたり学生に話をすることで、今の東北のことや、災害ボランティアについてよく考える機会となりました。

お誘いいただいた東京ビックサイトさまには感謝しております。どうもありがとうございました!

 

ボランティアインフォ 北村