東日本大震災6年目から7年目へ

少し期間があいてしまいましたが、3.11を終え「震災7年目」に突入しました。

ボランティアインフォは2011年5月に、震災直後から活動を実施してきた助けあいジャパンからボランティア情報の部分のみを独立させる形で立ち上げ、これまでずっとボランティア募集情報の収集と発信を行ってきました。

6年間の活動で世に出したボランティア募集情報は約10,000件にもなりました(2017年3月31日時点)。

中心で動いているスタッフだけではなく、ボランティアインフォのボランティアスタッフや、学生インターン、その他大勢の方のおかげでこの活動を継続することができています。

改めて多くの支えてくださっている方、応援していただいている方に感謝申し上げます。

震災から7年目の入りましたが、復興のために我々がやり続けることはこの先も大きく変わらず、「ボランティアを求める人とボランティアをしたい人をつなぐ」ことです。

震災関連のボランティアから新しいまちづくりのボランティアなどへどんどん内容も変わってきていますが、ボランティアを繋ぐことで震災前よりも魅力ある場所にしていければと思います。

 

3月11日はLOVE FOR NIPPONさんが郡山の仮設住宅で開催したSong of the earth 〜Fukushima〜のお手伝いをさせていただきました。

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寒い天気にも関わらず、多くのアーティストやスタッフ、ボランティアさんが郡山に来てくれ、そして多くのお客さんにも来ていただき、温かいイベントとなりました。

毎月スケジュールが調整できればLOVE FOR NIPPONさんの月命日ロードに参加させていただいていますが、毎回行くと「おかえり」と言っていただき、「元気だったか?」とたくさんの方に声をかけていただきます。
支援をしに行っているという感覚ではなく、友達に会いにいく感覚で参加させてもらってますが、まさにそこが震災7年目をむかえる今、必要なことなんだと実感します。

LOVE FOR NIPPONさんだけじゃなく、ボランティアで何度も東北に行っている方もたくさんいると思いますが、そのほとんどは同じ感覚で行っているのではないかと思っていて、その関係はこの先何年たっても変わることがないものだと思います。


そんな関係を今からでも、「知ることからつくろうよ」とうたって企画をしたのが今年のピースオンアーストークステージ企画です。

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復興庁さまから「新しい東北」の助成金をいただき、東北からさまざまな活動を行っている方にゲストとして、「東北の今」をトークしていただきました。

今を知ることから始め、一緒に何ができるかを考える。
そして現地に行ってみて活動をしてみる。

よかったことは継続し、悪かったことは改善してまた試みる。

そんなスタートの場にピースオンアースがなればと思い企画しましたが、今までやられてきたことを土台に震災から7年目のこれから何をしていくのか、何をしていきたいのかを中心にゲストの方から素晴らしいお話を聞くことができました。

未来へのつながりを確認した、2017年3月12日、開催2日目のご報告。ーピースオンアース

トークの内容は文字起こしをし後日発表させていただく予定をしていますのでお楽しみに。

そして「アクションする場」も今後、提案していければと思っています!


そんなピースオンアースは今年も多くのボランティアの力によって開催することができました。

ボランティアリーダーを中心に2日間でたくさんのボランティアさんにご参加いただきました。

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ボランティアコーディネートを担当してくれたじぇいくんに全部任せましたが、自分なんかよりずっとしっかりやってくれ、とてもいいチームにしてくれました。
じぇいくん、ありがとう!

3.11という日に東京で想いをもった人がこれだけ集まってくれるというのは、東北で活動している者からするととても嬉しく思います。
 

ピースオンアースは来年も開催しますが、追悼をするだけではなく、いろんな人や事や物をつないでいく場として、意味のある場にしていければと思っています。

ピースオンアースだけではなく何事もそうだけど、言うだけは簡単。でもやるとなると責任を伴い大変です。
でもやらないと何も始まらない。何も繋がっていかない。
だから大変でも動く。続けていく。

そんな想いで震災7年目も動き回っていきたいなと思っています。

ボランティアインフォ 北村