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【ボランティア教育】多賀城高校生によるボランティア企画を実施しました!vol.1~まち歩きチーム~

こんにちは。
ボランティアインフォのばばです。

今年9月に始まった『ボランティア教育プログラム(ボランティアセミナー)』@多賀城高校も、ついに生徒自身が企画した活動を実施するステップになりました!(STEP5)。
今回は、2チームあるうち、「まち歩きチーム」の活動についてご紹介します。
※「まち歩きチーム」の企画内容についてはこちら

★☆★「ボランティア教育プログラム(ボランティアセミナー) 」についてはこちら★☆★

11/19(土)、まち歩きチームは自分たちで作成した「まち歩き」MAPやタブレット端末を使い、訪れていたオリンピアン(オリンピック出場経験選手)に多賀城市内を案内しました。

この日は、スポーツを通じて東日本大震災の被災地を支援する「オリンピックデー・フェスタin多賀城(日本オリンピック委員会主催)」が開催。
6名のオリンピアンが多賀城市を訪れ、このイベントの一環として「被災地を知ること」を目的に、津波伝承のまち歩きを行いました(『高校生とオリンピアンによる被災地視察』)。

※「オリンピックデー・フェスタ」とは、公益財団法人日本オリンピック委員会が、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトとして、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、多くのオリンピアン・アスリートがスポーツを通して被災地の皆さんと地域に笑顔が生まれるよう現地に赴き、地域に寄り添いながら行う活動です。今回多賀城を訪れたオリンピアンは、石橋千彰さん(競泳)、佐藤久佳さん(競泳)、齋藤信治さん(バレーボール)、田中琴乃さん(新体操)、平野早矢香さん(卓球)、上田藍さん(トライアスロン)。

当日は生憎の雨でしたが、まち歩きはイオン多賀城店から多賀城市文化財「末の松山」までのコースで実施。
また、まち歩きに先立ち、予定コースを辿って下見&練習を行い、生徒たちはどのように説明・紹介すればよいか確認し合っていました。
※生徒が作成し、実際に活用した多賀城津波伝承『まち歩き』MAP』はこちら↓↓↓

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<下見&練習>

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(写真左/中)イオン多賀城店駐車場(4階)にて
(写真右)末の松山にて

<本番>
■イオン多賀城
イオン多賀城店では、まず1階において襲来した津波の最大高を説明したうえで、4階の駐車場に移動しました。
そして、震災当時(津波襲来時)の動画を見てもらいながら、多賀城市は「都市型津波」によって被害が拡大したことを説明。
現在の街並みと見比べてもらっていました。

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(上段/下段右)齋藤信治さんに説明する生徒
(下段左)田中琴乃さんに説明する生徒

(下段中)平野早矢香さんに説明する生徒

■標識設置電柱
今回紹介した電柱は、多賀城高校生が津波波高(浸水深)の標識を初めて設置したもので、まち歩きコース上に20箇所、市内には約100箇所設置されています。
津波が襲来した高さを一目で知ることができ、オリンピアンも標識の意義や津波への恐怖を感じていました。

■八幡歩道橋(国道45号)
国道45号線にかかる八幡歩道橋には、震災当時、津波から逃れるため地域住民の方々や下校途中だった多賀城高校生が避難。
雪が降る中、みんなで体を寄せ合って救助を待ったそうです。

そうした当時の状況を、歩道橋の上で写真を見てもらいながら説明していました。
また、歩道橋の下には今も津波の痕跡が残っており、今回はその痕跡も見てもらいました。

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(上段)歩道橋上で説明する生徒
(上段右/下段右)齋藤信治さん、平野早矢香さんに説明する生徒
(下段左)齋藤信治さんに説明する生徒

■末の松山駐車場
末の松山までの道中にある駐車場では、5年を過ぎた今でも、津波が到達した位置に薄っすらその痕跡が残っています。
生徒は、自分の肩よりも高い位置まで津波が到達していたことを説明していました。

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(写真)齋藤信治さんに説明する生徒

■末の松山
末の松山は、多賀城市内にある遺跡・文化財の一つで、869年(貞観11年)の貞観地震時の津波でも無事だったとされています。
東日本大震災の際にも、住民の方々が避難して難を逃れました。

また、末の松山を波が越えなかったことから転じて、「波が越えること」は「あり得ないこと(=愛の破局)」を意味するようになり、歌枕として末の松山を詠んだ歌が数多く残されています。
そうした歴史的な伝承や、震災当時の状況を説明して、本日のまち歩きは終了です。

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(上段左/下段左)田中琴乃さんに説明する生徒
(上段右/下段中)齋藤信治さんに説明する生徒
(下段右)平野早矢香さんに説明する生徒

最後に、オリンピアンから「まち歩き」の感想やコメントをいただき、解散となりました。

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(写真左)6名のオリンピアン一人ひとりより、「まち歩き」について感想・コメントをいただきました
(写真中/右)オリンピアン6名との集合写真

今回、事前にあまり練習できず生徒も最初は不安そうにしていましたが、始まってみると自分たちの言葉でしっかりとオリンピアンに説明・案内していました。
震災当時、生徒たちは小学生。
そんな彼らが東日本大震災津波、そして多賀城市について紹介している姿がとても頼もしく感じました。

オリンピアンからも、「震災当時の状況を知ることができ、伝えていくことの重要性に気づいた」という感想や、「地元の高校生が意欲的に活動していることに驚いた」というコメントをいただきました。

次回は、清掃チームの活動についてご紹介します。

★☆★「ボランティア教育プログラム(ボランティアセミナー) 」についてはこちら★☆★

(ボランティアインフォ ばば)