海の詩~SONG OF THE SEA~のお手伝いをしてきました
11月12日(土)に福島県楢葉町で開催された海の詩~SONG OF THE SEA~のお手伝いをしてきました。
楢葉町は福島第1原発かた20キロの地域にある町で、原発事故後町域の大半が警戒区域に指定されていました。
2015年9月5日に避難指示が解除されるも、2016年9月現在で帰ってきた方は全体のわずか9.2%。
そんな楢葉で、町から離れてしまった若者たち、それを見守るお父さんお母さん、そしておじいちゃんおばあちゃん。幅広い町民の方が集い、復興への想いを新たにすること。そして、震災を知らない子供たちへ想いを繋ぐことを目的に、LOVE FOR NIPPONサポートの元、SONG OF THE SEAが開催されました。
当日は今楢葉に住んでいる方から、違う場所に避難している方も、多くの方に参加いただき、みんなで美味しいご飯を食べたり、楽しいワークショップをしたり、素敵なステージの音楽を楽しみました。
みんなのメッセージをつけた希望の風船も青空に吸いこまれていくように飛び立っていきました。
翌日のイベント撤収も地元の実行委員メンバーの方と一緒に終え、国道6号線を北に下道で仙台まで帰ったのですが、まだ帰宅困難地域になっているエリアを通ると、町として機能を失った場所の異様さをすごく感じました。
地震での被害、津波での被害、そして原発事故の影響、そんな3つのことが未だに垣間見える福島のこの地域で、地元の方主導の元で、多くの人が集うイベント(場作り)が開催されたことはとてもいいことだと思うし、主催側の皆さんや参加されている方の笑顔が溢れる場になったことは本当に良かったなと思いました。
また来年も開催したいと実行委員長が言っていたので、またお手伝いをさせていただければと思っています。
実行委員の皆さん、LOVE FOR NIPPONの皆さん、お疲れさまでした。
そして楽しい時間をありがとうございました!
ボランティアインフォ 北村