新潟県中越地震から12年、Song Of The Earthのお手伝いをしてきました

2004年10月23日に発生した新潟県中越地震から12年目の10月23日に新潟県長岡市(川口町)で開催されたSong Of The Earth(SOTE)のお手伝いをしてきました。

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中越地震には個人的にも今まで関わりがなかったのですが、被災した町やそこに住んでいる人たちは震災から12年でどう変わったのか、そして震災きっかけで始まったフェスの9年目ってどんなだろうと興味をもって参加させていただきました。

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会場となった川口運動公園には、地震でずれてしまった石碑がそのまま遺構として残されていて、地震の大きさを物語っていました。

今年で9回目の開催になるSOTEですが、最初は外からの支援者がメインとなり開催していたようですが、徐々に運営主体を地元に移し、今は地元メンバーがメインとなり外からのメンバーが協力して開催しています。

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会場外からずっと会場まで続く黄色いフラッグは地元メンバーが毎年つけ続けてくれています。

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「にいがたからみんなえがおに」のキャンドル文字も地元メンバーが頑張って設置と点灯をしてくれました。

 

夜になりキャンドルに火が灯り、ツリーハウスのもとでみんなで音楽を聴いたり、美味しいご飯を食べたり、ゆっくりとした時間を一緒に共有しました。

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東北でも震災後は各地で音楽フェスやさまざまなイベントが開催されました。
今でも続いているフェスもあれば、1回だけ開催して終了したもののあります。

外からの支援者と地元のメンバーの組み合わせで始まり、地元メンバーが徐々にできることが増えていって、地元メンバーを中心にフェスが開催できるようになるというのは、理想のように思います。

震災から10年以上も経過すると爪痕もパッと見ではわからなくなりますが、支援してくれてありがとうという気持ちをこめて、年に1回ここでみんなに会えるお祭りとしての「場」がSOTEであり、参加するみんなが笑顔で「久しぶり」「元気だった?」と言い合う姿に温かい気持ちになりました。

新潟と東京などの各地と普段は離れていて仕事も別々のことをしているけど、年に1回ツリーハウスの元に集まって、楽しい時間を一緒に過ごす。
震災を知らない子どもたちにもそうやって当時のことや色々なことを伝えていく場。

自分は9年ずっと続いてきたSOTEを今年だけ見ただけど、そんなことを感じながら、似たような形を東北のフェスでもやっていければいいなと思いました。

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そして今回、新潟の方とたくさん友達になり、「また来年も来てね」と言ってもらえる嬉しさ!

また来年もお手伝いしにいければと思います。どうもありがとうございました!

ボランティアインフォ 北村