『気仙沼復興協会』さんにお話をお伺いしてきました!

一般社団法人 気仙沼復興協会(略称 KRA)さんは2011年4月に設立し、これまで
清掃事業
ボランティア受入事業
写真救済事業
埋蔵文化財調査業務事業
福祉事業(2015年度終了)
学校施設改善業務事業(2014年度終了)などの事業を行ってきました。

現在もほぼ毎日ボランティアの受け入れを行っているほか、写真洗浄や月命日である毎月11日は海岸での遺体捜索活動も行っています。
ボランティアさんは、月命日に毎月来られる方、リピーターさんの他、初めてボランティアするという方もいらっしゃり、関東や関西など全国から来ています。

毎日のようにボランティアさんを受け入れ活動を行っていますが、東日本大震災から5年が経過しニーズも変化しています。
人によっては「どうしてこれをボランティアでやらなければならないのか?」と疑問に思ってしまう方もいるようで、KRAさんでは〝何のために″活動をするのかということを大切にし、ボランティアさんにも伝えています。

そのため、朝のオリエンテーションでは、2011年から今の気仙沼市の変化や震災時の話、スタッフ紹介、ボランティア同士の自己紹介などに時間をかけてから活動に入ります。
活動中もスタッフが必ず一緒に活動に入り安全面などにも配慮をしているので、初めてボランティアをするという方にも安心して活動を行っていただけると思います。

「外の人(ボランティア)に任せるのではなく、地元の人と一緒に交流しながら活動をしていただくということを大切にしています。」
「ただ作業をしてもらって帰るというのではなく、このまちで震災があったということを知ってほしい。気仙沼の町を見てほしいです。ここで感じた防災意識を自分のまちに持ち帰ってもらえたらと思います」
とスタッフの福岡さんはおっしゃっていました。

KRAさんが行っている遺体捜索活動は宮城県警合同で行われています。
今まで、月命日前後に宮城県で一斉に行われていた捜索活動は、2016年度から見直され地域ごとに判断し活動することとなりました。
かさ上げ工事などで、捜索活動ができる範囲は狭まってきてはいるものの、KRAさんでは今後も宮城県警と活動を続けていきます。



ボランティアさんが洗浄した写真は、当初100万枚あった写真も現在は12万枚に減り、返却されています。

 

KRAが受け入れを行っていることで、気仙沼にくるきっかけになれば。
という想いで、これからもKRAさんはボランティアさんの受け入れを行っていきます。

ボランティア活動を通して、気仙沼を好きになってまちのサポーター、第2市民になる人が増えたらいいなと感じました。
最新ボランティア募集情報はこちらから!
http://bit.ly/1Vx3w3B
現在は田んぼの整備などを行っています。
山から土を持ってくるので石などが多く、石取りのお手伝いなどをお願いします!
(活動は日によって変化します)

 

(ボランティアインフォ 田屋)