寄り添い息の長い活動を。「カリタス釜石」さんにお話を伺ってきました。

※私は2014年6月に一度、同じ「カリタスジャパン」の石巻ベースさんを訪問しています。
その時の様子はこちらから https://kacco.kahoku.co.jp/blog/volunteer12/50803

今回はNPO法人カリタス釜石さんの事務局長の今村さんにお話を伺ってきました。

「震災当時、その場で様々なことを決めて行かなくてはならなくて…。現場判断で動けるようになるということと、期限なく長く支援を続けていきたいという想いで法人格をとりました。」
と今村さんがおっしゃる通り、『カリタス』という名前を名乗っていますがカリタス釜石はNPO法人格を取得し他のベースと連携を取りつつも別のかたちで活動を続けています。

主な活動は、震災後からずっと続けている傾聴活動。

 

その他にも、最近では復興公営住宅への移住に合わせ引越しのお手伝いの活動もあります。
地元のボランティアセンターと連携を取りながら活動をしていますが、ボランティアの人数が少なく依頼があっても引き受けられないときもあるそうです。

震災当初、毎日60人くらい来ていたボランティアも現在は1人~多いときで15人ほど。
ボランティアの数は減っている中、地元の人がボランティアする機会は少しずつだが増えており、イベントでの炊き出しやフリースペースの管理のお手伝いをしているそうです。

しかし他の地域から来るボランティアだからこそできる活動があります。
石巻ベースでもカリタス釜石でも共通しておっしゃっていたことは『寄り添い』ということでした。
少し心がもやもやしたとき、誰かに話を聞いてほしいことは誰にでもあると思います。

被災地では復興住宅へ移り住む人、自宅を立て直す人、仮設をまだ出られない人、それぞれ様々な事情を抱えた人います。
だからこそいま、住民の方のそばで話に耳を傾け、心に寄り添うボランティアが大切なのではないでしょうか。
それはその地域の事情を知らないボランティアだからこそできることだと思います。
「ボランティアの数が減っている」ということは決して悪いことではないけれど、
受け入れ場所がなくなったり、ボランティアに行く人が減っていることで
「ボランティア受け入れているところも少ないし、ボランティアってまだ必要なのかな」と思われてしまうことが多くなったと感じます。
こうした今だからこそボランティアが必要な場所に、ボランティアがいくお手伝いをこれからも私もして行けたらなと強く思いました。

「うちでは毎日ボランティアさんを受けて入れていますし、ニーズもあります。もっと色んな世代の方に来ていただけると嬉しいです」
カリタス釜石さんは宿泊場所もあります。HPにはボランティアさんが参加しやすいように様々な情報が載っており工夫されています。
きっと一人でも安心してボランティアに行けると思いますよ!
最新ボランティア情報→http://bit.ly/17onyGj
スタッフの紹介はこちらから→http://bit.ly/1AjKm4j
(事務局長の今村さんもとっても素敵な女性でした♪)
釜石までのアクセス→http://bit.ly/1zMSS88

(ボランティアインフォ 田屋)