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古民家再生プロジェクトin大槌町

「屋根の色何色にするかなぁ」
20年以上放置されていた古民家を前に一般社団法人おらが大槌夢広場の臼澤さんがつぶやいた。
この日、午前中から4人のボランティアが清掃しているのは、岩手県大槌町のとある古民家。
市街地(震災でそのほとんどが流出)から大槌側沿いに30分ほど登った山裾にあり、周囲は紅葉が始まった山の緑に覆われていた。


(写真中央が臼澤さん)
外観はトタンで覆われているところもあり、その風情にちょっぴりかけるものの、中に入ってみると、飴色の板間に囲炉裏、水瓶、茶箪笥など雰囲気はとても良い。
この古民家をボランティアの手で再生し、新たな資源として活用するのが今回の「古民家再生プロジェクト」だ。

主催したのは大槌町を中心に活動する一般社団法人おらが大槌夢広場。町民が主体となって産業や観光の復興を目指すプロジェクトのほか、復興食堂の運営などを行っている。
「かっこよく出来なくていいから、ボランティアの手で手作りに進めたい」という思いから、今回の古民家再生プロジェクトは清掃や活用のアイディア出しまで毎回募集するボランティアが中心となって進められており、ボランティアインフォはその募集のお手伝いをさせて頂いた。




清掃といっても生半可なものではない。
積もり積もった長年の埃だけでなく、カメムシさんをはじめたくさんの昆虫がどうやら人間に代わってこの家を管理してきたらしい。「300匹はいたよ!」とボランティアさん。
ほうきで掃いて水洗浄し、乾いたらまたはいての繰り返しだそうだ。

東松島から来た30代の男性は、
「最近個人で参加できる募集情報が無くて…ネットで探していたらたまたま見つけました」とのこと。
本職は自衛官だそうで、きびきびとした動きがとても頼もしい。

埼玉から一人夜行バスで来たというのは30代の女性。
普段は薬剤師の仕事をしているが「ネットで見つけて何となく面白そうだったから」参加してみたとのこと。出会って2日のチームだが、和気あいあいと作業しており、女性も実際とても楽しめたとのことだった。



現場のリーダーとなっていた臼澤さんに活用について伺うと、研修施設やボランティアの宿泊施設、カフェなど様々な可能性を考えているそう。
「ただボランティアの関わり方も、清掃だけじゃなくて、もっと魅力的なプログラム考えないとな」と漏らす。

本格的な活用まではまだまだ時間も手間もかかりそうだが、プロジェクトは始まったばかりだ。これから少しずつたくさんのボランティアの手によって新しいコミュニティスペースになる予定だ。
何よりおらが大槌のスタッフメンバーが魅力的な方々ばかりで、作業中は笑いが絶えなかった!



今後もボランティア募集は継続されるとのこと。
興味のある方は是非お問い合わせをー!

主催団体
一般社団法人おらが大槌夢広場
岩手県上閉伊郡大槌町上町6−3
0193-55-5120
http://www.oraga-otsuchi.jp