新しい炊き出しの形!岩手県大船渡市のさんさんの会

岩手県大船渡を中心に活動するNPO法人さんさんの会さんは、被災地の高齢者様向けに専用の食事を作って提供している団体です。

さんさんの会20120817_01
↑代表の菊地さんの車に乗せていただき食事を届ける様子や大船渡市内を案内していただきました

さんさんの会さんは震災直後の3月12日よりずっと大船渡でおかずを配り続けています。
最初は避難所で「とりあえず食べて、生きて!」という緊急状況の中での支援から始まり、避難所という集団から仮設住宅に移り個への生活へと変化ししていく中で、「食べる」事に少しの幸せをプラスすること、「おいしい、うれしい」を一人でも多くの方に提供することで、「人と人を繋ぐことが出来る」と考えて活動をされています。

人工透析患者の方でも安心して食べられる食事として、「真空低音調理」という特殊な調理方法で真空パックされた食事はなんと3週間も保存が効き、2時間しか賞味期限が無いお弁当と比べ、食べきれない場合など家で少しずつだべる事ができ、無駄になることがありません。

さんさんの会20120817_03 さんさんの会20120817_04

実はこのような人工透析患者の方でも食べられる真空低音調理による食事を提供している団体は全国でもさんさんの会さんを含めて何と2団体しかないとのこと。

さんさんの会20120817_02

そんな「さんさんの会」さんですが、真空包装のお手伝いをしてくれるボランティアさんを募集しています!

介護食を提供するさんさんの会で真空包装のお手伝いをしてくれるボランティアさん募集

代表の菊池さんの「食を通しての福祉/新しい炊き出しの形」という考えにはとても共感するものがあります。このような素晴らしいサービスを提供できる団体さんにボランティアをつなげるお手伝いをできればと思います。