大船渡の中間支援団体 NPO法人夢ネット大船渡さんを訪問

大船渡の中間支援団体 NPO法人夢ネット大船渡さんを訪問してきました。

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代表の岩城さんにお話をうかがいました。
NPO法人夢ネット大船渡さんは2006年から地域の情報誌を発行しているそうです。
震災後は「復興ニュース」として震災に関連した情報を掲載し、大船渡の方々に貴重な情報を届けています。

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↑ 毎月2回発行の「復興ニュース」

復興ニュースは毎回5000部印刷して主に仮設住宅を中心に配布しているそうです。
今は在宅の方に届けることができていないので、在宅の方を含めて大船渡の方全てに復興ニュースを届け、情報での格差をなくしたいとおっしゃっていました。

「ご高齢の方はインターネットはしないし、やっぱり紙で届けることが大事だと思っています。また配布する時に住民の方とコミュニケーションできるので、配布する人の担当エリアを固定して馴染みの顔になってもらうようにしています。」と岩城さん。

在宅の方への配布をはじめる際は一緒に配布してくれるボランティアさんを募集したいとのことだったので、配布先で顔なじみになれるように配布のタイミングに定期的に来てくれるボランティアさんがどうすれば集まるか一緒に考えていければと思っています。


岩城さんにお話を聞いたあとに夢ネット大船渡さんが運営をされている三陸鉄道盛駅(さかりえき)のふれあい待合室におじゃましてきました。


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今は運行していない三陸鉄道盛駅を利用した場所で、さまざなま情報が掲示されていたり、岩手県内の復興グッズがたくさん並んでいます。復興ニュースももちろん置いてあります!

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そして鉄道ファンには嬉しい三鉄車両の開放もあります!

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鉄道好きの方は是非訪問してみてください!

今回お話をうかがったNPO法人夢ネット大船渡さんは地域の小さなNPOや団体を巻き込んで一緒に大船渡を盛り上げていこうと活動されている団体さんで、地元団体と地域、そして被災地以外との架け橋にもなっています。

ホームページを持たない地元団体を集めてホームページ作成講習を開こうという企画もあるそうで、こういった地域に根ざした中間支援団体の必要性は今後さらに高まってくるのではないかと思っています。

<リンク>
NPO法人夢ネット大船渡
三陸鉄道盛駅ふれあい待合室
大船渡のボランティア募集情報

(ボランティアインフォ 北村)