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南三陸の起業家お母さんに会いに行く!〜南三陸行こうツアー〜

先日開催した「事業化支援キャンプ」第二弾の下見のため、南三陸で開催されたバスツアーに参加してきました。(私は自家用車で後ろをついていったのですが)

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南三陸町は日帰りでは何度も来ていますが、ツアーに参加して一泊二日過ごすのは初めて。
改めて海や山、自然の恵みを肌で感じることができ、「被災地」ということを抜きに、
人を呼び込む資源にあふれているところだなと感じる一泊二日でした。

今回参加したのはとにかく行って、海の幸を食べ、漁船に乗り、震災の記憶を巡る旅。その名も「南三陸行こうツアー」。
ボランティア作業などはなく、とにかく来て見て楽しんで!そして地元の方達のと南三陸「これから」を語らうツアーでした。

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到着したら早速浜のお母さん達が捕れたてのツブ貝や肉厚なホタテ、銀鮭を丸ごと蒸したちゃんちゃん焼を作っていてくれて贅沢なバーベーキューからスタート!また、漁船でホタテの養殖棚や、銀鮭の生簀(一基3000万だそうです)を見学したり、今年初めて「夏休み」を感じるメニューが満載です。

お腹が膨れた後は南三陸防災庁舎跡や、高台にありながらも津波で多くの被害が出た高齢者施設を見学し手を合わせました。
戸倉中学校から海を見下ろせば、夏の日差しでキラキラ光る穏やかな海と、かつて町があった茶色い台地のコントラストに、私は少しクラクラしました。
何度見てもこの光景を表す言葉が見つかりません。

 

今回の宿泊場所、「魚竜の湯」に到着後、早速地元の方々を招いて車座で議論が始まりました。
水産加工会社を経営再建しながら、地元の生産者を鼓舞し、下から水産業を支えようと奮闘する「マルアラ及川商店」の及川さんは40代の、この地域では若手。

震災後風評被害などから士気が下がり、不安に陥っていた生産者を「俺が全部買うから!」と励まし、岩手宮城で1番ワカメの買い付けをしたそうです。1日230トンのワカメを仕入れ、販路を作った結果例年の2倍の値で販売できたとのこと。穏やかな語り口でありながら、熱い信念と思いやりに溢れた人柄がとても素敵な方でした。
他にも地元住民の様々な気持ちを語って頂き、ツアー参加者からは質問が絶えませんでした。

もうお一方は「魚竜の湯」をNPO法人(申請準備中)の事業としてスタートさせた峯岸さん。横浜出身の20代の青年です。ボランティア活動から縁が続いて、南三陸に移住し、今はコミュニティー再生の活動をしています。

もともと避難所に隣接する公衆浴場のボランティアをしていたそうですが、避難所の閉鎖から仮設住宅への入居が進むなか、地域間を超えたフラットなコミュニティースペースの必要性を感じ、お風呂屋さんを慈善事業として進めることに。

実はまだ建設途中でお風呂自体の完成はもう少し後になるそうですが、宿泊した大広間は爽やかな風が吹き抜け、ゆったりした時間が流れる空間でした。

現在は資金面の問題が多いそうで、議論中、参加者からはクラウドファウンディングの提案や、広報活動の提案が上がりました。

次回の「事業化支援キャンプ(仮)」では「魚竜の湯」をテーマにワークが組まれる予定です。
とにかく一度、訪れて欲しい、被災者も県外者もボランティアも垣根を越えて集う新しいコミュニティースペース「魚竜の湯」。

 

その夜、次回私達が企画するツアーも熱い議論が交わされる夜を想像しながら、シュラフにくるまりました。
次回のブログでではいよいよ出会った企業家のお母さんを紹介します。

(ボランティアインフォ・大藤)