力合わせて働く場作り〜いしのまキッチン、石巻中心部で雇用創出目指して〜

JR石巻駅を降りてすぐ、石巻市役所が入っているビルの1階に「いしのまキッチン」がオープンします。
「いしのまキッチン」は被災された方々の雇用を生み出そうと、震災前石巻周辺で飲食店や商店を営んでいた方々が中心となって運営するコミュニティレストランです。

それぞれの得意分野を活かながらしメニューを開発中で、お店の内装などはボランティアやインターンの学生が手伝いながら準備が進められています。



予定では4月7日のオープンで、最初は1日3時間ほどの営業時間からスタートするそうです。

企画・運営するぐるぐる応援団の鹿島美織さんにお話しを伺いました。


石巻というのは、基本的に世帯収入がそれほど高くないんです。漁業従事者はの中には少し多い方もいますが、全体的には低い。だからお母さん達のパートなど副収入がけっこう重要だったりします。しかしこの震災でその収入も途絶えてしまった家庭が多く、その影響は子ども達の進学に出始めている。浜の方だと教育にあまり熱心ではないこともあり、教育費から削られていき、進学をあきらめている子も多いんです」
と、鹿島さん。
この「いしのまキッチン」はまさにそういった方々の副収入を支える場を目指して、作られました。
震災前、飲食店を経営していた方や、商売をされていた方がそれぞれ得意なことを活かしながら運営し、いずれは収入に繋がるよう軌道に乗せていきたいそうです。

「立ち上げはサポートしているが、いずれは地元の方々だけで運営できるよう、体制を整えていきたい」
とのことで、あくまで地元住民主導の収入支援活動を目指しています。

またぐるぐる応援団では、石巻市万石浦地区で子ども達と一緒にアート使ったワークショップや身体を動かしたりするワークショップを開催予定で、現在ワークショップのお手伝いをしてくれるボランティアを募集しています。

学生さんや子ども好きの方おすすめのボランティアです!

学生・子ども好き歓迎!石巻で被災地の子ども対象のワークショップサポーター募集


(ボランティアインフォ 大藤)