【急募】子どもや高齢者とアートを楽しむワークショップボランティア

2009年から仙台で活動している「アトリエ虹色たまご」の代表熊谷ふきこさんとお会いしました。
熊谷さんは関東で長年子どもの絵画教室を開いてきた経験を活かし、年齢、性別、障がいを問わずアートを楽しむ団体を続けてきました。


(デイケア施設でのワークショップの様子)

活動場所は高齢者施設や、放課後のアフタースクールなどで、絵画や造形などのワークショップを開いています。
スタッフは全員ボランティアですが、そのワークショップボランティアが足りないとのことでご連絡を頂きました。

「直接的な震災の被害を受けているわけではないんです。でも震災後さまざまな理由でスタッフが少なくなりました。被災してなくても子どもたちの心ケアが必要なんです。子どもたちは今すごく敏感になっています。でも人手が足りません。」
と話す熊谷さん。
アートの力は傷ついた心を癒す効果があるといいます。
またデイケアなどの高齢者施設では利用者が増えてきているそうです。



私事ですが、私の祖父母も震災後からほとんど外に出なくなりました。震災前は80歳を過ぎてもバスでパソコン教室やお習字教室に通っていましたが、外出先で311の震災に遭い、不安で心細い体験をしたんだと思います。
家にこもる生活が1年経ち、体力も衰えてきたように感じていました。
最近はデイケア施設を利用して少しずつ、外出の機会を増やしています。

本人達にその意識は無いと思いますが、これも一種の被災なのかもしれません。

震災に関わるボランティアの必要性は十分認知されていますが、ボランティアの必要性は災害時に限ったことではありません。
通常の生活でも、身近な社会貢献活動の一つとして様々な種類のボランティアが存在し、誰かを支えたり、地域のために活動しています。
それらにも、少なからず震災の影響が及んでいるということを、熊谷さんは気づかせてくれたのでした。

今回募集するボランティアは仙台市内でのデイケア施設でのアートワークショップのお手伝いと、アフタースクールでの子ども達を対象としたアートワークショップのお手伝いです。
どちらも特別なスキルはいりません。
子どもと一緒に楽しみ、高齢者の話し相手になって、アートを通じたコミュニケーションが生まれることが一番の目的です。

子どもを対象としたワークショップは4月4日の開催です。
子ども好きな方は是非お申込みを!
【仙台の方歓迎】4月4日、子どもと一緒にワークショップを実施するボランティア募集
【仙台の方歓迎】4月10日のご高齢の方とのワークショップサポートボランティア募集

(ボランティアインフォ・大藤)