【311イベント】〜石巻からお届け!無添加カレー仙台デビュー!〜

石巻蛇田地区の北上川沿いに昨年オープンした「つけ麺」屋さんを訪ねました。
その名も「しろひげ」。
店主は関東で飲食店などの事業を経験したサノミズエさんです。



ミズエさんは「しろひげ」を石巻の雇用創出と自立支援のため、昨年開店しました。
はじめは物資配布など緊急支援などを行っていましたが、早い段階で被災者の自立を考えた支援へと移行することを決めたのです。

自分のこれまでの事業経験を活かし、東京を往復しながら、「しろひげ」をオープンしたのは6月のこと。店名の由来は、2月に店の場所を決めたとき、店の前を流れる北上川が凍った様子が白いおひげに見えたからだそうです。

たくさんのボランティアにも手伝ってもらい、すべて手作りでお店を完成させました。

「まあ、まずは食べてみて!」
と打ち合わせの前に、看板メニューのつけ麺を頂きました。
通常より太めの麺に、かつお節が香る濃厚なスープが絡む、ミズエさん渾身の一杯です。

「・・・・・うまいっす!!」

並み盛りでも通常の1.5倍はあるボリュームの理由は
「震災直後、食べ物が満足に無かったころ、お腹いっぱい食べさせてあげたいという想いがあったから」とのこと。

注文したいメニューをビー玉を転がしてキッチンまで届けるところも、子どもにもお店を楽しんでもらいたいという思いが込められています。



食に関する興味が湧いたのは、自分の子どものアトピーに悩まされてからだそうで、それからは徹底的に添加物の無いもの、本当に身体にいいものを見極め、食に関する勉強を重ねてきたそうです。

だから今回、つけ麺に次ぐメニューとして、デビューさせるカレーもスパイスから作る本格無添加手作りカレー!
ルーを一切使わず、様々なスパイスを加えて作る自信作です。

この無添加カレーのデビューを311イベントでと決めてくれたミズエさん。
お店を軌道に乗せて、被災者の雇用を生み出していきたいという強い想いが伝わってきました。



311イベントに向けて、とても意気込んでいるミズエさん、わたしも是非「完売!」を目指して、盛り上げていきたいと思います。
そして石巻に立ち寄った際は、ぜひ「しろひげ」でつけ麺をご賞味ください。
手のひらサイズでやわらかいチャーシューにきっとびっくりすると思います。

1万のつながりを 〜311から未来へ〜


(ボランティアインフォ・大藤)