【311イベント】山元町のいちご農家さんからとちおとめの販売が決定!

こんにちは。
はじめまして、東北大学経済学部2年の井上尚人と申します。
本日はボランティアインフォの大藤さんと一緒に亘理郡山元町の震災後に立ち上げた(株)燦燦園に打ち合わせに行ってまいりました。



こちらの農園は、亘理の農家である半澤さんと深沼さんが共同経営でやっていて「とちおとめ」と「もういっこ」という品種のいちごを作っています。
 
今回は『311東日本大震災・市民とボランティアのつどい』で出店していただくための打ち合わせということになりました。
私が半澤さんのいちご農園に初めて行ったのは7月でした。 
その後、縁あって10月からはほぼ毎週お手伝いさせていただいております。

本日は、農園のお母さんの熱い気持ちを伺うことができました。
こちらのいちごハウスは震災前の3分の1しかなくて、3分の2は津波にさらわれたとのこと。 
残ったハウスにも瓦礫などが入り、最初はいちごの栽培どころではなく、泥だしから始まったと言っておられました。 
そして、ハウスの泥や瓦礫が片付いても、今度は親苗がなく、0からのスタートだったということ。 
そんな大変な状況からでも12月5日に出荷ができたのは多くのボランティアさんのおかげだとおっしゃっておられました。

農園には連日遠方より多くのかたが駆けつけていただき、累計では1500人以上のボランティアの方が関わってくださいました。

「苗一本一本を多くのボランティアさんがリレーで繋いでくれた。その末の一粒なんだよ。ありがたいね」
と半澤さんのお母さんはおっしゃっていました。


そのような多くの方の思いのリレーによって震災を乗り越え、真っ赤な実を実らせたいちごを3.11に東北大学・さくらホールにて販売いたします。

当日は20kg準備して、コップか袋に詰め放題の形で「とちおとめ」を提供したいと考えています。

ぜひ山元の美味しいいちごを食べに仙台に来てけさい〜ん

以上、井上でした!

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