山元町のいま

先日ブログでも紹介した亘理いちごっこさん主催のイベント「わたりモール」でのボランティア募集ですが、徐々に応募が集まりはじめました。

アクセスは仙台駅から常磐線ですぐですが、本数が少ないので、ご注意くださいね。県外から来られる方は、最近の東北は冷えて参りましたし、屋外での活動なので防寒対策は万全に!そしてまだまだ募集中です。

さて先週は山元町にも訪問しましたが、レポートしていなかったのでご報告します。
最初に訪れたのはテラセン(おてら災害ボランティアセンター)

テラセンは長い間立ち入り禁止区域となっていた常磐線より東側の地域を中心に、普門寺を拠点として活動しているボランティア団体です。
8月に訪れて以来でしたが、テラセン周辺の地域は未だ電気も水道も通っておらず、テラセンの電気はソーラーパネルで賄われていました。

道路脇の側溝も未だ泥や砂がみっちり。この地域を車で走るとまだまだ初期段階のボランティアニーズ(泥かき、瓦礫片付け、家屋の洗浄)がある印象でした。


津波で被災した地域では、新しく家を建てることは禁止されているが、被災した家をリフォームして住むことは許可されているとのこと。テラセンは主にそういった家で泥かきやがれきの片付けを行い、リフォームできる状態に戻しているそうです。
「住み慣れた家に戻りたいという人はいる。でも先が見えない中で決断することは難しい。」「家に戻りたいという人の家に限って、柱が駄目になっていたりして大工に見てもらっても無理ということが多い。逆にリフォームすれば住める家に限って取り壊しの要請があったりする。なかなかうまくいかないんだ。」

と語るのはテラセン代表の藤本さん。今後は住まなくなった家でも2階部分が被災していない家屋などから資材を調達し、リフォーム希望の被災した家に使用するなどして、住民を呼び戻していきたいとおっしゃっていました。



テラセンを後にし、山元町の災害ボランティアセンターにも訪問しました。ADRAジャパンの渡辺さんにお話しを伺いました。
山元ボラセンは11月20日閉所予定ですが、積み残しニーズが多くあり、先月あたりから大量にボランティア募集をかけていました。
先週は1日で312人を受け入れ、山元ボラセン史上最多記録だったそうです。

山元ボラセンでは側溝清掃が多いとのことで、参加者には是非小型のスコップを持参して欲しいとのことでした。閉所まであと20日、まだまだボランティア募集中です。
ブログによると10月31日時点で64件のニーズが残っているとのこと!
山元町災害ボランティアセンター11月もボランティア大量募集!!

本格的な冬の寒さが来る前に、多くのボランティアさんの手で片付けていきたいですね。
(ボランティアインフォ大藤)