仮設住宅支援それぞれ

ボランティアインフォの大藤です。
今年もあと10週間ですって!(←こう書くとなんだかあっというまな感じ)
早いですね〜。

さて、先週は石巻を中心にサポート団体を訪問してきました。
それぞれの仮設住宅支援の取り組みをご紹介します。

石巻復興支援ネットワーク・やっぺす石巻
やっぺすさんは専修大学付近の開成地区仮設住宅で集会所を利用しながら、様々なワークショップやカルチャー教室を開催しています。

月間の予定表を見ると、フラワーアレンジメント、ビーズ教室、ヨガ、工作、コンサート、様々なプログラムがびっしり。きめ細やかな企画力で、参加した方のコミュニティー形成や、憩いの場の提供を支援しています。
私たちが訪問したときは縁台作りをしていました。

私もおばあちゃんのお手伝いをしました。
これがけっこう難しかった。。。

開成地区には約1000世帯が入居していますが、参加するのは約150世帯ほど。
昼間の開催が多いので主にお年寄りや女性向けのプログラムになっています。

「愛ちゃんぷる〜」


写真はボランティア団体愛ちゃんぷる〜の副代表大森さん(愛称:イナリン)。「写真撮らせて下さい!」と言ったらこのポーズをとってくれました。いい具合に夕日があたってこの日一番のベストショットです。

愛ちゃんぷる〜が開催する「フッコ—キャラバン」は仮設住宅を訪問して、野菜の販売やマッサージなどを行っています。
この抱き合わせが住民のニーズを引き出す秘訣、と大森さん。
野菜の販売だけではすぐ帰ってしまうので、その傍らでマッサージをしながらゆっくりおしゃべりすることで住民の生の声に耳を傾けているとのこと。

今後どんなスキルを持った人にボランティアに来てほしいですか?と尋ねたところ、引き続き被災した住宅のリフォームをする大工や子供を楽しませるエンタメ系、マッサージなどのヒーリング系、PCの講師などに来てほしいとこのと。

また、集会所で開催しているビーズ教室について、大森さんはこうおっしゃっていました。
僕の活動は、ただ「楽しませる」だけではなく、「生活を豊かにする」お手伝いがしたいので、「趣味として」というニーズから、アーティストというレベルに達するまでのお手伝いができたらと思います。


入居期間が2年、4年とも言われる仮設住宅の入居期間は通常の人生の中では起こらない大きな環境の変化です。
ここで過ごした期間をいかにして次の生活につなげていくかが、支援をする側が常に考えていかなければならないことなのだと感じました。

被災者の方々が何年か後に仮設住宅での生活を振り返ったとき、どんな期間だったと思い出すのか。「懐かしい」と振り替えられる日は遠く感じますが、あの期間があったからこそ、今があると思えるように、サポートを続けていくことが重要なのかもしれません。
(資料:わわ新聞)

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