【もとボラプロジェクト第三期学生レポート 4日目】

もとボラプロジェクト第三期は4日目を迎えました。今回の記事は埼玉から参加した林田が担当します。

本日は、AチームとBチームの2チームに分かれて被災地を訪れました。

Aチームはまず山元町に向かいました。
山元町災害ボランティアセンターによると、山元町では一般のボランティアだけではなく、企業の方々もボランティアへ来てくださるそうです。遠く九州の企業もボランティアとして来ているとのことでした。
その後、岩沼市の「がんばろう!!岩沼」を訪れました。以前配布していた物資支援は6月に終了し、今後は就労支援といった面での活動を進めて行きたいとのことです。最後に、登米市へ移動しました。いくつかボランティア団体を見つけることができたので、翌日再度登米市に足を運ぶことになりました。

Bチームは女川方面に向かいました。まず女川災害ボランティアセンターセンターに向かい、職員の方のお話を伺いました。女川町は「復旧」ではなく「復興」の段階に入っているそうです。ボランティアの方には、地元を巻き込んで住民の方と一緒に何か一緒にやってもらいたい仰っていました。

その後、「REAL EYE」という物資の支援や炊き出しを行う団体のお話を伺いました。震災前から書いていたブログの読者からのコメントが活動を始めたきっかけだそうです。読者の方から支援の申し出があり、自分だけもらうのは申し訳ないということで活動を始めたと仰っていました。
「REAL EYE」の物資支援を受けるために人が集まった際、「え、ここに避難していたの!?」と知人の方が同じ仮設住宅に居ると初めて知ることがあるそうです。ただ物資支援をするだけではなく、その場のコミュニティーを良い方向へ向かっていく活動をなさっていました。



また、近くで活動している「OSS(女川・写真・洗浄)」にデータベースへの入力報告を行い、現在の活動の様子を見学させて頂きました。
写真の修復には海外からいらっしゃった方も居ました。海外からも多くのボランティアの方が被災地入りしているとは聴いていましたが、現地で活動する方に会ったのは初めてだったのでとても驚きました。

最後に「VAN」という団体を訪問しました。女川町に新しく建設される仮設住宅のための家具を作るそうです。訪れた際には、皆さんでどうやれば効率的に作業をできるのか試行錯誤なさっていました。

今回Bチームとして、初めて女川で活動する方のお話を伺いました。ある仮設住宅の近くでは大きなショッピングセンターに多くの自動車が入る一方で、別の地域ではまだまだ日用品の支援を求めていると言うことにとても驚きを覚えました。今日お話を聞いた方も仰っていたとおり、「被災地」と一括りにできないことを痛感します。そして、被災したそれぞれの地域が様々な背景を持つ中で、まだまだ支援の手が届いていないところは多くあるということが分かりました。

もとボラプロジェクト第三期もいよいよ終盤です。宮城に居るからこそできることを一生懸命頑張ります!


 ・もとボラプロジェクト第三期学生レポート1日目
 ・もとボラプロジェクト第三期学生レポート2日目
 ・もとボラプロジェクト第三期学生レポート3日目
 ・もっとボランティアを!プロジェクト第一期報告会(第一期の活動報告です)